日本放送協会(NHK)は、東京都渋谷区の放送センター建替基本計画と埼玉県川口市の川口施設(仮称)基本計画を変更・改定した。放送センター第II期棟の延べ床面積は、当初想定から約3割減の約13万㎡とした。2025年度内に基本設計者を決め、27年度半ばまでに完了後、28年度末まで実施設計・施工の募集要項作成と業者選定を進め、29年度から実施設計に着手、30年度から既存建物(東館)の解体を始め、34年度に本体着工する。37年度の竣工を目指す。 放送センター建替計画は、16年に基本計画を公表した。第I期(情報棟)は当初計画より延べ床面積が8000㎡増の7万8000㎡で、24年に完成した。施設全体の設計とI期の施工は、竹中工務店・久米設計JVが担当した。
第II期は、当初の計画で延べ18万㎡とし、19年の基本設計段階で19万5000㎡としていたが、今回、建設コストの上昇を受け、13万㎡に縮小した。建設地は神南2-2-1。
概算建設費は、当初計画と同額の1100億円で、建設費、設計・監理費、電源等設備費を含んでおり、放送設備費と解体費などは含まない。
当初は制作事務棟と公開棟の2棟で想定していたが、地下1階地上18階建ての1棟(高さ約90m)に集約する。既存の東館(8階建て)を解体した上で、第II期棟を建設する。全体工期を短縮しながらコストを抑制するため、基本設計と実施設計・施工を分離して競争契約で発注する。既存建物の解体と新築工事は一体で発注する。完成後の西・北・本館の解体工事とコンコース・駐車場などの建築工事は、分割での発注も含めて、今後検討する。
川口施設は、川口市上青木3-5-3ほかのSKIPシティに計画しており、現在、東棟(延べ2万8500㎡)の建設を進めている。基本設計は日建設計、実施設計・施工は大林組が担当している。
西棟は、4階建て延べ1万㎡で、25年度に基本設計者を決定後、26年度に実施設計・施工者を選定、27年度の本体着工、30年度の完成を目指す。今回の変更では、1000㎡の大型スタジオ1室やバーチャルプロダクションなどの最新技術を活用するラボ機能を整備することを盛り込んだ。
第II期は、当初の計画で延べ18万㎡とし、19年の基本設計段階で19万5000㎡としていたが、今回、建設コストの上昇を受け、13万㎡に縮小した。建設地は神南2-2-1。
概算建設費は、当初計画と同額の1100億円で、建設費、設計・監理費、電源等設備費を含んでおり、放送設備費と解体費などは含まない。
当初は制作事務棟と公開棟の2棟で想定していたが、地下1階地上18階建ての1棟(高さ約90m)に集約する。既存の東館(8階建て)を解体した上で、第II期棟を建設する。全体工期を短縮しながらコストを抑制するため、基本設計と実施設計・施工を分離して競争契約で発注する。既存建物の解体と新築工事は一体で発注する。完成後の西・北・本館の解体工事とコンコース・駐車場などの建築工事は、分割での発注も含めて、今後検討する。
川口施設は、川口市上青木3-5-3ほかのSKIPシティに計画しており、現在、東棟(延べ2万8500㎡)の建設を進めている。基本設計は日建設計、実施設計・施工は大林組が担当している。
西棟は、4階建て延べ1万㎡で、25年度に基本設計者を決定後、26年度に実施設計・施工者を選定、27年度の本体着工、30年度の完成を目指す。今回の変更では、1000㎡の大型スタジオ1室やバーチャルプロダクションなどの最新技術を活用するラボ機能を整備することを盛り込んだ。