日本総研を特定/複合施設整備運営PFI支援/小松市 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

関東・甲信越

日本総研を特定/複合施設整備運営PFI支援/小松市

 石川県小松市は、「小松市未来型図書館等複合施設整備・運営事業に係るPFIアドバイザリー業務」の公募型プロポーザルを実施した結果、日本総合研究所を受託候補者に特定した。同社のほか、Amame Associate Japanが参加した。
 業務内容は、実施方針の策定、特定事業の評価・選定・公表(事業費、VFMの算定など)、募集要項の作成、審査などへの各種支援となる。履行期間は2026年9月30日まで。
 基本計画案によると、規模は延べ約9000㎡を想定。設計、工事などを含む建設費は86億3000万円と試算する。内訳は設計・監理費が6億3800万円、建設費が74億3700万円、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyに5億5500万円となる。建設費には物価高騰分を反映している。
 事業手法はBTO(建設・譲渡・運営)が有力で、25年度から関連手続きに着手し、26年度半ばをめどに事業者を選定する方針だ。設計・建設の工期は約3年半を見込む。市制90周年の節目となる30年の開館を目指す。
 具体的な導入機能は、情報と活動を融合する拠点(こまつベース)の核となるコレクションハブ(図書館と博物館など全ての情報、資料を集約)のほか、書架・閲覧スペース、個人スペース、フリースペースなどを計画する。
 基本計画策定支援業務は、アカデミック・リソース・ガイド・日本総合研究所JVが担当した。
 建設地は丸の内公園町19の芦城公園。