8月に入札公告/アリーナ整備・運営PFI/静岡市 | 建設通信新聞Digital

6月21日 土曜日

中部・北陸

8月に入札公告/アリーナ整備・運営PFI/静岡市

 静岡市は、BT(建設・譲渡)+コンセッション(運営権付与)方式を採用する「静岡市アリーナ整備・運営事業」の実施方針案と要求水準書案を公表した。8月にWTO対象の総合評価一般競争入札を公告する。2026年3月に落札者を決め、基本協定を結ぶ。特定事業契約は同年7月を予定する。
 参加資格は、設計・建設、開業準備、維持管理・運営などの各業務を担当する企業で構成するグループ。設計企業は建築関係建設コンサルタント業務の登録などが条件。建設企業は建築一式工事820点以上であること。電気、管、土木の各工事を分担して実施する場合は、各担当企業に電気工事820点以上、管工事780点以上、土木一式工事840点以上を求める。
 JR東静岡駅北口の市有地に、アリーナや事業者提案による任意施設を整備、維持管理、運営する。アリーナの建設予定地は、葵区東静岡1-29ほかの敷地約2万6359㎡。このほか周辺に事業地が2カ所ある。
 設計・建設期間は26年7月から30年3月までの3年9カ月、維持管理・運営期間は同年4月から60年3月までの30年間とする。
 基本計画によると、アリーナは延べ約2万5000-3万㎡規模で建設する。最低席数は8000席、仮設席を含む最大収容人数は約1万人を想定する。
 市の25年度当初予算では、建設・運営費として限度額を300億円とする債務負担行為を設定した。期間は26年度から59年度まで。
 PFI等アドバイザリー業務は、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが担当する。