和歌山市/6月23-25日まで入札書/紀の川送水管複線化工事 | 建設通信新聞Digital

6月9日 月曜日

関西

和歌山市/6月23-25日まで入札書/紀の川送水管複線化工事

 和歌山市は4日、六十谷水管橋落橋の対策として計画していた「紀の川送水管複線化工事」の一般競争入札を公告した。事後審査方式のため、事前の参加申請は不要。入札書は23日から25日まで電子入札システムで受け付け、26日に開札する。
 参加資格は単体か2、3社JV。単体は同市内に本店があり、「土木工事業」の総合点数が1200点以上。JVの代表者は同市内に営業所があり、同工種の総合点数が1400点以上。単体とJVの代表者には2010年度以降に密閉型シールド工法の工事を行った実績も求める。
 概要はシールド工、発進立て坑工、到達立て坑工、地盤改良工、開削工、付帯工。予定価格は21億8547万円(税別)。工期は950日。工事場所は同市松島~六十谷。
 紀の川の送水管複線化は、21年10月に六十谷水管橋が落橋したことを受け、対策の検討が始まった。24年4月には「和歌山市水道ビジョン2024」が策定され、送水管複線化が盛り込まれた。
 事業では、紀の川南部の加納浄水場(同市松島)から北部の六十谷浄水場(同市六十谷)へ650mの新たな送水管を整備する。実施設計は日本水工設計が担当した。27年度内の完成を目指している。