富士宮市/25年度内に基本計画策定/市立郷土史博物館を新設 | 建設通信新聞Digital

6月14日 土曜日

中部・北陸

富士宮市/25年度内に基本計画策定/市立郷土史博物館を新設

 静岡県富士宮市は、(仮称)市立郷土史博物館の新設を計画している。規模は延べ約2600㎡以内を想定し、収集保存や調査研究、埋蔵文化財センターなどの機能を備える。整備費は約17億4000万円から22億6000万円と試算した。ワークショップなどで市民の意見を聞き取りながら、2025年度内の基本計画策定を目指す。
 基本構想では、必要な敷地面積を6000㎡と想定した。整備候補地は、白糸自然公園内の敷地約3万4000㎡と約5300㎡、富士山さくらの園の敷地約2万0600㎡、万野風穴池田公園の敷地約9600㎡の3カ所4地点を設定した。現在は、規模縮小も視野に入れていることから、富士宮駅前にある駅前交流センター「きらら」の駐車場敷地約3000㎡も含めて整備候補地を検討している。
 これまで歴史文化資源は、市立郷土資料館(宮町14-2)と埋蔵文化財センター(長貫747-1)が保存・公開してきた。両施設の老朽化や浸水被害の可能性があることなどを理由に同博物館の新設を計画する。
 26年度に基本・実施設計を終え、27、28年度に工事を進める。29年度の開館を目指す。
 基本計画策定支援業務は、丹青社が担当している。