阪大/約97億で鴻池組JV/豊中アゴラ整備事業DB | 建設通信新聞Digital

6月13日 金曜日

関西

阪大/約97億で鴻池組JV/豊中アゴラ整備事業DB

 大阪大学は、設計施工一括(DB)方式を採用するWTO対象の「大阪大学(豊中)豊中アゴラ(仮称)整備事業」を総合評価一般競争入札した結果、96億8000万円(税別)で鴻池組・北陸電気工事・教育施設研究所JVに決めた。戸田建設・大鉄工業・東畑建築事務所JVも応札した。
 事業範囲は建築、電気設備、衛生設備、空調設備、外構など各種工事の基本・実施設計、施工。工事監理は含まない。
 規模は、延べ約1万5000㎡を想定。基本計画によると、学内外の多様な人の交流スペースや産学連携を想定したオープンラボ、量子コンピュータの研究に関する特殊な防振性能や空調条件を備える実験室などを導入する。
 自由な発想が芽吹く研究環境の整備を目的とし、最新鋭の技術実装して、国内外のあらゆる研究者・優秀な学生ら誰もが入りたいと思う最高の機能・デザインを目指す。
 サステナビリティボンドによる事業として、サステナビリティをデザインへ展開させ、それらに関連する国際的な環境認証制度の「LEED」や「SITES」などの認証取得を検討している。基本計画作成は明豊ファシリティワークスが担当した。
 工期は2028年3月末までを想定しており、詳細は受注者と協議して決定する。建設地は大阪府豊中市待兼山町1-1。