宝塚市/来年度に事業者を募集/旧中山五月台小跡地利活用 | 建設通信新聞Digital

6月14日 土曜日

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宝塚市/来年度に事業者を募集/旧中山五月台小跡地利活用

 兵庫県宝塚市は、旧中山五月台小学校等跡地について、2026年度に利活用事業者の募集し、選定する方針を示した。選定方式は公募型プロポーザルを予定している。契約は27年度になる見込みだ。4日に公表した「旧中山五月台小学校等跡地利活用方針」によると、地域の将来像実現に寄与し、周辺の住環境に配慮した民間開発を目指している。
 対象地(同市中山五月台7-4-1)の面積は約3万3000㎡。中山五月台小学校と中山五月台幼稚園の跡地で、施設(総延べ7855㎡)が現存する。
 市は同跡地で、「第6次宝塚市総合計画」で掲げるまちづくりスローガン「わたしの舞台はたからづか」に込められた「活動・活躍できる場をつくり、暮らしを支え、まちを未来につなげていく」という思いを実現する利活用を目指している。
 開発に当たっては、近隣の生活拠点との連携や交通課題への貢献、交流人口の増加、地域の雇用創出など、地域全体にとってプラスとなるような利活用を求める。また、原則として、用途地域(第一種中高層住居専用地域)の制限の中での利活用を想定している。
 24年8月から12月に実施したサウンディング調査には4者が参加し、法的な制約や市の財政負担などについての懸念が示されたものの、一定の市場性を確認することができたとしている。