市原市/DBOで28年度着工/新焼却施設 建設費552億見込む | 建設通信新聞Digital

6月14日 土曜日

関東・甲信越

市原市/DBOで28年度着工/新焼却施設 建設費552億見込む

 千葉県市原市は、新焼却施設整備基本計画をまとめた。事業手法にはDBO(設計・建設・運営)方式を導入する。概算事業費は建設費が約552億円、20年間の運営費は約296億1000万円と試算した。2027年度までに整備・運営事業者を選定し、28年度の着工、32年度の供用開始を目指す。
 新施設には、焼却能力が日量306tで高さ59mの工場棟のほか、リサイクル施設の整備を計画している。処理方式はストーカ式で、2炉構成とした。
 建設地は福増クリーンセンター(福増124-2)内の北側。
 新たな焼却施設は広域処理とし、近隣のいすみ市、勝浦市、大多喜町、御宿町の2市2町の一般廃棄物を受け入れる。費用分担には、ごみ量割りを採用する。
 既存の可燃ごみ処理施設である福増クリーンセンターは、第一工場と第二工場で構成する。第一工場は全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)で、日量300t(100t×3炉)の処理能力を持つ。第二工場は全連続燃焼式焼却炉(流動床式)で、処理能力は日量220t(110t×2炉)。新焼却施設の稼働後は両工場とも停止し、解体する。跡地利用は未定となっている。
 「福増クリーンセンター環境影響評価業務委託」は、建設技術研究所に委託している。基本計画策定支援やPFI等導入可能性調査を担当する基本計画策定支援業務も同社に委託した。