広工大新情報学部棟が起工/27年3月完成目指す/設計・監理=大旗連合建築設計 施工=錢高組 | 建設通信新聞Digital

6月17日 火曜日

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広工大新情報学部棟が起工/27年3月完成目指す/設計・監理=大旗連合建築設計 施工=錢高組

左が新情報学部棟
刈初めの大旗社長
穿初めの鶴理事長
堀初めの錢高社長
 鶴学園が広島市佐伯区の広島工業大学キャンパス内に建設する「同大(仮称)新情報学部棟新築工事」の起工式が12日、現地で開かれた。設計・監理は大旗連合建築設計、施工は錢高組が担当。2027年3月の完成を目指して工事を進める。
 式典では、刈初め(かりぞめ)の儀を大旗連合建築設計の大旗祥社長、穿初め(うがちぞめ)の儀を鶴学園の鶴衛理事長、堀初め(ほりぞめ)の儀を錢高組の錢高久善社長が執り行い、工事の安全を祈願した。
 同大では、新たな時代に向けて工学部、情報学部、環境学部を再編し、カリキュラムを見直しすることにで、さらなる進化を目指す取り組みを進めている。文部科学省の大学・高専機能強化支援事業の採択も得ており、このタイミングで情報学部の新棟を整備することになった。
 規模はS・RC造地下1階地上9階建て塔屋1階延べ1万2458㎡。1階にデジタルものづくりが体験できるラボを整備し、2-8階に情報学部3学科の研修室やゼミ室、実習空間、9階に役員室、会議室、事務スペースなどを備える。
 起工式後に開かれた祝宴式で鶴理事長は「キャンパスの中心に位置する、この施設が学生、教職員、地域社会をつなぐ新たな交流の場となり、未来を切り開く理工系人材の育成拠点として大きな役割を果たすものと期待している。本格的な工事が始めるが、無事故無災害の下、共に竣工を迎えられることを願っている」とあいさつした。大旗、錢高両社長も無事故無災害への決意を示し、連携して安全第一の作業を進めることを誓った。
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 和田卓也作業所長(錢高組)の話 「私自身、この大学の卒業生であり、このような機会をいただけて光栄に思っている。施工難易度の高い現場なので、無事工期内に完了させることが第一の目標。まずは安全第一。無事故無災害でお納めしたい。」