大阪市/三菱総研を特定/インテックス大阪改修方針 | 建設通信新聞Digital

6月20日 金曜日

行政

大阪市/三菱総研を特定/インテックス大阪改修方針

 大阪市は、「国際見本市会場(インテックス大阪)の改修方針等の検討業務委託(その2)」の公募型プロポーザルを実施した結果、三菱総合研究所を特定した。プロポーザルには同者のほか、日本総合研究所とピーオーピーが参加した。
 業務では、大阪IR(統合型リゾート)で整備される国際的な会議・展示会などMICE(IR-MICE)の拡張計画も踏まえ、インテックス大阪における今後の展示会・見本市の開催動向や公的展示施設とIR-MICEとの役割の違いなどを調査・分析し、求められる施設機能や必要規模を整理・検討・今後の改修方法の比較を行うとともに、調査結果を踏まえた最適な事業方法を検討する。
 業務内容は、現状のインテックス大阪の課題と主催者ニーズの整理、今後25年間の府内展示会などの開催件数見込みの算出、IR-MICEの展示施設と公的展示施設で開催される展示会の違いの分析、IR-MICE開業後のインテックス大阪の催事開催動向と収支予測、開業後を見据えたインテックス大阪の必要規模、今後の改修方法の比較、最適な事業方法の検討。
 業務期間は2025年12月1日まで。業務場所は大阪市住之江区。
 インテックス大阪は1985年に開業した西日本最大の見本市会場。開業から40年が経過し、建物や設備の経年劣化が進んでいる。国内の大規模展示施設として最も古い施設となり、都市間競争力の低下が懸念されている。
 大阪IR事業では、2030年の開業時に2万㎡の展示施設を整備し、その後は開業後15年以内に6万㎡、35年以内に10万㎡まで段階的に拡張する計画となっている。