過去最多 全国22現場で開催/親子に建設の魅力発信/けんせつ探検隊 | 建設通信新聞Digital

6月21日 土曜日

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過去最多 全国22現場で開催/親子に建設の魅力発信/けんせつ探検隊

特設サイト はこちら 
【「お仕事体験」も企画】
 日本建設業連合会(宮本洋一会長)は、毎年開催している親子向け建設現場見学会「けんせつ探検隊2025」の実施計画を決めた。今年は酷暑時の熱中症リスク軽減のため、可能な限り夏休み期間の開催数を絞ることにした。7月中旬から2026年4月上旬にかけて、会員企業が施工する全国22カ所の土木・建築現場を小中学生とその保護者に公開し、進化した建設現場の今の姿や仕事のやりがい、楽しさなどを直接伝える。
 日建連ホームページ内の特設サイトで参加申し込みの受け付けを始めた。参加費は無料(集合場所までの交通費は各自負担)で、各回で異なるが定員は10-30人程度。応募多数の場合は抽選となる。
 対象現場はダム、トンネル、橋梁、地下施設、図書館、マンション、オフィスビル、土地造成など、多彩なラインアップを用意した。見学会では、実際にチャレンジしてもらう「お仕事体験」も企画している。22現場のうち、茨城、長野、新潟、石川、鳥取、大分、鹿児島、沖縄の8県での開催は初めてとなる。
 宮本会長は19日の理事会後の記者会見で、「けんせつ探検隊はこれまで、『親子で建設の仕事について深く知ることができた』『将来、建設の仕事に就きたいと思った』といった好評の声を多数いただくとともに、開催の様子がさまざまなメディアに取り上げられるなど、建設業の魅力を広く発信する貴重な機会となっている。このようなイベントをきっかけに、建設業に対する興味や関心を少しでも深めていただき、子どもたちが将来なりたい職業を考える時に、建設業という仕事があることを思い出してもらえるようにしたい」と話した。
 24年度は21現場で開き、計471人の親子が参加した。前身イベントを含めると、15年度以降の累計参加者数は3000人を超えている。