全国中小建設業協会は19日、東京都港区の東京グランドホテルで2025年度定時総会・理事会を開き、土志田領司会長の退任と、河崎茂副会長の新会長就任を決めた。河崎新会長は、3期6年にわたり中小元請け企業の声を代弁することを活動の柱に据えてきた全中建方針を継承する。 =1面参照
総会では冒頭、土志田会長が「地域の守り手であるわれわれ地場の中小建設業界の役割はますます重要となる」と前置きした上で、「この社会的使命を果たし続けることが可能となる予算確保や入札の環境整備を積極的に要望していく」とあいさつした。
来賓として中野洋昌国土交通相が出席し、国土強靱化実施中期計画の閣議決定や、改正建設業法を受けた労務費の基準作成検討が進んでいることを踏まえ、「地域の守り手である皆さんと一丸となって持続的発展を成し遂げなければならない」と祝辞を述べた。
24年度決算、役員選任を承認したほか、24年度事業報告・監査報告、25年度事業計画・収支予算などを報告した。その後の臨時理事会の互選で河崎茂副会長を新会長に決めた。
25年度事業計画では、▽公共事業予算の継続的な確保並びに各地域での受注機会確保▽建設産業施策に関する対応と推進▽入札制度および契約の適正化推進▽積算適正化対策▽生産性向上とキャリアアップシステムへの対応▽働き方改革、担い手確保と育成に関する対策▽建設工事安全衛生対策▽中小建設業者の税制対策等▽中小建設業者の組織強化対策▽環境等対策▽災害対策--の11項目を柱として盛り込んだ。
また、建設業振興功労36人を会長表彰した。
退任した土志田前会長は「6年間は中小業界発展のためにいろいろ発信してきた。そして今、新しい商習慣として末端の下請けまで労務費が行き渡るよう仕組みづくりの検討が行われている。全中建として中小にとっても良い制度となるよう、後任の会長、副会長が今までの実績を踏み台としてステップアップしてほしい」と3期6年を締めくくった
その後、東京都市大客員教授で社会基盤マネジメント研究所の木下誠也代表理事が「第3次・担い手3法改正により、中小建設業界はどう変わるか~入札契約を中心に~」と題した記念講演を行った。
総会では冒頭、土志田会長が「地域の守り手であるわれわれ地場の中小建設業界の役割はますます重要となる」と前置きした上で、「この社会的使命を果たし続けることが可能となる予算確保や入札の環境整備を積極的に要望していく」とあいさつした。
来賓として中野洋昌国土交通相が出席し、国土強靱化実施中期計画の閣議決定や、改正建設業法を受けた労務費の基準作成検討が進んでいることを踏まえ、「地域の守り手である皆さんと一丸となって持続的発展を成し遂げなければならない」と祝辞を述べた。
24年度決算、役員選任を承認したほか、24年度事業報告・監査報告、25年度事業計画・収支予算などを報告した。その後の臨時理事会の互選で河崎茂副会長を新会長に決めた。
25年度事業計画では、▽公共事業予算の継続的な確保並びに各地域での受注機会確保▽建設産業施策に関する対応と推進▽入札制度および契約の適正化推進▽積算適正化対策▽生産性向上とキャリアアップシステムへの対応▽働き方改革、担い手確保と育成に関する対策▽建設工事安全衛生対策▽中小建設業者の税制対策等▽中小建設業者の組織強化対策▽環境等対策▽災害対策--の11項目を柱として盛り込んだ。
また、建設業振興功労36人を会長表彰した。
退任した土志田前会長は「6年間は中小業界発展のためにいろいろ発信してきた。そして今、新しい商習慣として末端の下請けまで労務費が行き渡るよう仕組みづくりの検討が行われている。全中建として中小にとっても良い制度となるよう、後任の会長、副会長が今までの実績を踏み台としてステップアップしてほしい」と3期6年を締めくくった
その後、東京都市大客員教授で社会基盤マネジメント研究所の木下誠也代表理事が「第3次・担い手3法改正により、中小建設業界はどう変わるか~入札契約を中心に~」と題した記念講演を行った。