大林組は、シンガポール事業進出60周年を記念した式典を同国を代表するホテルであるマリーナベイ・サンズで開いた。式典にはシンガポール国家開発省のチー・ホン・タット大臣、石川浩司駐シンガポール日本国特命全権大使をはじめとする来賓のほか、大林組からは大林剛郎会長、佐藤俊美社長ら関係役員、関係者約620人が出席した。 冒頭、リー・アイクセン大林組アジア支店長兼大林シンガポール社長は「高層ビルの建設から日常生活を支える社会基盤整備まで、私たちの手掛けたプロジェクトは多岐にわたるが、この歩みは単にコンクリートと鉄で築かれたものではない。信頼、協働、誠実なものづくりによって築かれてきた。今後も人材育成とイノベーションに力を注ぎ、シンガポールと共に歩んでいく」と今後の決意を述べた。
来賓のチー・ホン・タット大臣は「シンガポールもまた建国60周年という節目を迎えた。この共通の記念の年は、大林組の歩みが、シンガポールの国家建設の歴史と深く連動していることを改めて思い起こさせるものだ。この60年間、シンガポールと共に歩んでくれたことに心よりお礼を伝えたい」と祝辞を述べた。
式典ではESG(環境・社会・企業統治)活動の一環として、大林組とアジア諸国のパートナー企業が実施する、シンガポール国立大学や南洋理工大学、シンガポール工科大学、シンガポール工科デザイン大学への150万シンガポールドル(約1億7500万円)以上の寄付セレモニーも行った。
大林組は1965年にシンガポールで建設事業を開始。当初は土木事業を中心に事業を展開し、東部海岸の埋め立てなどの土木工事に長期間携わった。90年に現地法人を設立し、2014年には建築部門を現地法人化。オフィスビルやデータセンターをはじめ、チャンギ空港内の複合施設「Jewel Changi Airport」や「バードパラダイス」などの象徴的な建設物を手掛けてきた。
24年にはアジア地域の研究開発拠点としてObayashi Construction-Tech Lab Singaporeを設置し、遠隔操作クレーンやロボティクス、3Dプリンティングなどの先進技術の開発・実装に取り組んでいる。
来賓のチー・ホン・タット大臣は「シンガポールもまた建国60周年という節目を迎えた。この共通の記念の年は、大林組の歩みが、シンガポールの国家建設の歴史と深く連動していることを改めて思い起こさせるものだ。この60年間、シンガポールと共に歩んでくれたことに心よりお礼を伝えたい」と祝辞を述べた。
式典ではESG(環境・社会・企業統治)活動の一環として、大林組とアジア諸国のパートナー企業が実施する、シンガポール国立大学や南洋理工大学、シンガポール工科大学、シンガポール工科デザイン大学への150万シンガポールドル(約1億7500万円)以上の寄付セレモニーも行った。
大林組は1965年にシンガポールで建設事業を開始。当初は土木事業を中心に事業を展開し、東部海岸の埋め立てなどの土木工事に長期間携わった。90年に現地法人を設立し、2014年には建築部門を現地法人化。オフィスビルやデータセンターをはじめ、チャンギ空港内の複合施設「Jewel Changi Airport」や「バードパラダイス」などの象徴的な建設物を手掛けてきた。
24年にはアジア地域の研究開発拠点としてObayashi Construction-Tech Lab Singaporeを設置し、遠隔操作クレーンやロボティクス、3Dプリンティングなどの先進技術の開発・実装に取り組んでいる。