三田五丁目西地区再開発/前田が特定業務代行/11月から既存施設を解体 | 建設通信新聞Digital

10月22日 水曜日

関東・甲信越

三田五丁目西地区再開発/前田が特定業務代行/11月から既存施設を解体

前田建設工業が解体を担当する既存建物(中央)
 東京都港区で三田五丁目西地区市街地再開発組合が進める同地区再開発の特定業務代行者に、前田建設工業が選ばれた。同社は11月上旬から、組合が事業区域内で着手する延べ約900㎡の既存建物解体を施工する。2030年度内の再開発施設竣工に向けて、順次工事が進むとみられる。 同事業の特定業務代行者は、今年2月に公募を始め、事業提案方式で選定された。
 前田建設工業が解体工事を担当するのは、三田5-244-15ほかにある「ウィステリアコート」。工事名は「三田5丁目西地区第一種市街地再開発事業既存建築物除却工事(ウィステリアコート)」で、建物の規模はSRC造10階建て延べ908㎡。高さは31m。11月6日に着工し、26年6月上旬の完了を目指す。
 再開発事業の施行区域は三田5、白金1の約1.3ha。地下2階地上45階建て延べ約8万2500㎡、高さ約160mの複合施設を整備する。7月に組合設立が認可されており、総事業費は約770億円を見込む。25年度内の権利変換計画認可、26年度の着工、30年度内の建物竣工を目指す。
 参加組合員・事業協力者として住友不動産が参画しており、事業コンサルタントと基本設計はINA新建築研究所が担当している。