電設大手5社の第3四半期決算/増収営業増益は3社/各社の営業利益が続伸 | 建設通信新聞Digital

2月4日 水曜日

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電設大手5社の第3四半期決算/増収営業増益は3社/各社の営業利益が続伸

*単位100万円、カッコ内は増減率(%)、△は損失または減少、上段は第3四半期、下段は通期予想、クラフティアの通期予想は連結、掲載順序は売上高順   
 電力系・電気設備工事大手5社の2026年3月期第3四半期決算が、2日に出そろった。単体は、関電工、きんでん、ユアテックの3社が前年同期に比べて増収営業増益だった。営業利益は全社が続伸している。業績の先行指標となる受注高も旺盛な民間建設投資を背景に伸長が続いた。 売上高は、手持ち工事の進捗(しんちょく)が順調に推移したことにより、増収だった3社が第3四半期としての過去最高を更新した。クラフティアは竣工を控えた複合ビルなどの大型案件が前年同期に大きく進捗したことによる反動減、トーエネックは前年同期に東北と九州の大型太陽光発電工事が竣工したことによる反動減が減収の理由。
 軒並み高い伸び率を示す営業利益は、全社が過去最高だった。伸長の要因として各社は、「大型工事の進捗が順調に推移した」(関電工)、「前期首より採算性の良い期首手持ち工事が順調に進捗したことに加え、業界全体で価格転嫁しやすい環境にあり、当社として生産性の向上に努めた」(きんでん)、「工事利益率の改善」(クラフティア、トーエネック)、「売上高の増加と原価管理の徹底による工事採算性の向上」(ユアテック)を挙げる。
 完成工事総利益率は、関電工が1.9ポイント上昇の15.4%、きんでんが5.8ポイント上昇の23.1%だった。他の3社は非開示。
 受注高は、全社が伸び、うち3社(関電工、クラフティア、ユアテック)は過去最高を更新した。関電工は、旺盛な民間建設投資を背景に屋内線・環境設備工事の受注が新築、リニューアルともに好調だった。きんでんは、事務所ビル、データセンター、物流施設などが増加した一般電気工事がけん引した。クラフティアは、首都圏の再開発案件、関西圏の統合型リゾート案件、データセンター関連工事を中心に、目標とした案件を着実に受注できたとする。トーエネックは、屋内線、地中線、配電線などの工事で伸びた。ユアテックは、海外の太陽光発電設備や国内の大型工場などを複数受注するとともに、電力インフラに関する基幹送電網整備工事も順調に受注したことを要因に挙げる。
 通期業績予想は、関電工、きんでん、クラフティアの3社が修正した。関電工ときんでんは売上高と各段階利益を引き上げている。クラフティアは、売上高を下方、各段階利益を上方に修正した。