概算事業費は153.7億/実施設計と施工は分離/世田谷区の砧小・砧幼稚園 | 建設通信新聞Digital

2月5日 木曜日

関東・甲信越

概算事業費は153.7億/実施設計と施工は分離/世田谷区の砧小・砧幼稚園

 東京都世田谷区は、区立砧小学校・砧幼稚園の改築基本設計(案)をまとめた。概算総事業費は約153億7000万円となり、基本構想策定以後の事業見直しを経て大幅に増加した。DB(設計施工一括)方式による発注を想定していた実施設計と工事の事業者選定は、分離発注に切り替える方針だ。
 全体の施設規模は、基本構想と変わらずRC造地下2階地上3階建て延べ約1万0900㎡。このうち砧小は延べ9765㎡、砧幼稚園を認定こども園として整備する部分は延べ1135㎡を占める。
 敷地西側に校舎棟、東側に校庭を配置する。砧小には普通教室24室などを整備し、認定こども園は定員80人程度を想定する。区の公共建築物ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)指針を踏まえ、建物の断熱化や高効率設備などによる消費エネルギー削減も目指す。
 今後は、2026-27年度に実施設計や仮校舎建設、既存校舎解体など、28-29年度に改築、擁壁工事を進め、30年度以降の改築完了を予定している。事業予定地は、喜多見6-9-1ほかの敷地1万4993㎡。
 事業者の選定で、区は昨今の建築単価上昇や人員不足など不透明な社会状況を鑑み、実施設計と施工業者を分離発注する方針を示している。
 同事業では、20、22年度にDB方式による事業者選定プロポーザルを実施したが、いずれも不調となった。23年度に再整備方針を策定し、24年度に基本構想の見直しを実施した。同年には、先行して基本設計業務委託者を久米設計に特定した。実施設計・施工事業者発注検討支援業務は、建設技術研究所が担当している。