第1回受賞に2作品選定/4月13日に公開シンポジウム/JIA九州・建築新人賞 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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第1回受賞に2作品選定/4月13日に公開シンポジウム/JIA九州・建築新人賞

 日本建築家協会(JIA)九州支部(松山将勝支部長)は、2023年度に新設した九州建築新人賞の第1回受賞作品に矢橋徹氏(矢橋徹建築設計事務所)の「江津ハウス」、光浦高史氏(DABURA・m)の「GALLERIA MIDOBARU」の2作品を選んだ。13日には、同賞の作品発表を記念するイベント「九州建築新人賞公開シンポジウム」を開く。受賞式は、5月25日のJIA九州支部総会で行う。
 九州建築新人賞は、九州を拠点とする若手建築家の登竜門となり、これからの九州建築界をリードする建築家を輩出することを目的に新設した。23年9月1日から10月31日にかけて募集し、九州全域からレベルの高い42作品が集まった。1次審査で10作品に絞り込み、2次の現地審査などを経て2作品を選んだ。
 13日のシンポジウムは、現地審査まで進んだ建築家9人と、審査員を務めた塩塚隆生、田中俊彰、柳瀬真澄の3氏による公開討論会を予定し、審査内容や評価を明らかにする。時間は午後2時から午後6時まで。会場は福岡市の電気ビル共創館のカンファレンスA。当日は100人以上が来場する見通しだ。
 現地審査に進んだ作品と応募者は次のとおり(新人賞2作品を除く、敬称略)。
 ▽住倉=小野良輔(小野良輔建築設計事務所)▽熊本城特別見学通路=塚川譲(日本設計)▽姶良の家=西岡梨夏(ソルト建築設計事務所)▽HOUSE U=松井大佑(Atelier koma)▽Agri Chapel=百枝優(百枝優建築設計事務所)▽木梁屋根のオフィス=佐々木翔(INTERMEDIA)▽竹林の庵=西村友吾(ニシムラユウゴ建築アトリエ)▽隼人の家=平野公平(平野公平建築設計事務所)。