米ニューヨークを本拠地とする世界最大の独立系ラグジュアリーホテルコレクション「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)」が12月に発刊する書籍『DESIGN The Leading Hotels of the World(DESIGN)』に、特にデザイン性が高いホテルとしてオークラ東京の掲載が決まった。
今回発刊する書籍は、LHWに加盟する約400軒のホテルを5年かけてテーマごとに紹介するシリーズの初弾で、オークラ東京は10ページにわたって紹介される。
LHWのフィル・コセロフスキー最高マーケティング責任者は「オークラ東京を設計した谷口吉生氏が、父・吉郎氏のオリジナルデザインに敬意を払いつつ、未来へ向けて革新を加えたこのホテルは、私たちのコレクションの中でも最高峰の存在だ」とコメントした。
ホテルオークラ東京の梅原真次社長は「ホテルのデザインや建築が素晴らしくてもお客さまにとって居心地の良いものでなければ意味がない」とした上で、「以前の建物を解体する前に光や音の環境調査を実施し、居心地の良さと機能性を徹底的に研究した。全ての要素を精密に計算することで、ミニマリズムでありながらラグジュアリーで落ち着いた空間を実現できた」とした。設計は大成建設・谷口建築設計研究所・観光企画設計・日本設計・森村設計・NTTファシリティーズJV、施工は大成建設が担当した。
書籍は、12月から紀伊國屋書店や通信販売サイト・Amazonなどで販売する。