トーエネックは、名古屋市の本館ビルを解体し、新本店ビルを建設する。設計は日建設計、施工は竹中工務店と鹿島のJVが担当。2日に本館ビルの解体工事に着手した。2028年度内に竣工し、29年度に機能移転する予定だ。建設地は中区栄1-20-31。
新本店ビルの規模は、S・RC造地下3階地上9階建て塔屋1層延べ3万2970㎡。中間層免震を採用する。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の最上級SランクとZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証を取得する見通しだ。
現在、同社は本店機能を本館と別館に分けて配置している。大規模自然災害に対応するため、さらなるBCP(事業継続計画)強化に向けて、新本店ビルを建設し、本館と別館の機能を集約する。
新本店ビルが完成するまで、本館近くの中区栄1-31-23に建設した洲崎ビルに本館内の各署を移転し、新本店ビル完成後は、本店組織の一部部署とグループ会社などが入居する予定だ。
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