【静岡県立中央図書館の新築】工事再公告で説明会、2月27日に | 建設通信新聞Digital

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【静岡県立中央図書館の新築】工事再公告で説明会、2月27日に

完成イメージ


 静岡県教育委員会は27日、静岡市のグランシップで新県立中央図書館整備事業の設計内容に関する説明会をウェブを併用して開く。同図書館新築工事の再公告に当たり、意匠、構造、設備などの設計概要、工事発注方針の検討状況、物価高騰への対応などを示す。

 県の建設工事競争入札参加資格と特定建設業の許可(建築、電気、管)を持つ業者を対象とする。会場の定員は100人。申し込みは25日まで受け付ける。会場参加者は、説明会後のフリータイムで設計者と意見交換できる。

 県は2025年度当初予算案に、本体工事費と工事監理費として限度額267億9800万円の債務負担行為を設定した。期間は28年度まで。早ければ6月ごろに一般競争入札を再公告し、8月に開札する。9-10月ごろに契約し工事に着手する予定だ。28年度の開館を目指す。

 県立中央図書館は、老朽化が進む現施設(静岡市駿河区谷田53-1)を、JR東静岡駅南口の県有地に移転新築する。延べ床面積は約2万㎡。工事場所は駿河区東静岡2。基本・実施設計業務はシーラカンスアンドアソシエイツ(C+A)・アイダアトリエ・日建設計JVが担当した。

 24年10月に建築工事の一般競争入札を公告したが、参加申請がなく不調となった。これを受け、電気設備と機械設備両工事の入札も中止した。

 総事業費は、再入札までに資機材の高騰が見込まれるが、JR東静岡駅南口から図書館3階を結ぶペデストリアンデッキの設置を廃止するなどして増額を抑え、現在の298億円を維持する。施工者の手持ち工事に配慮し、着手日選択型工事方式の採用も検討している。

 説明会の問い合わせは、県教育委員会新図書館整備課施設整備班・電話054-221-3163。

 

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