東芝インフラシステムズは、横浜市磯子区の東芝横浜事業所内に新設する電波試験棟、製造棟などの建設工事を鹿島の施工で進めている。設計は東芝が担当した。新棟の建設費用は約79億円。2026年1月の竣工、4月の稼働を予定する。
規模は、電波試験棟がS造4階建て、製造棟がS造2階建て、車両保管倉庫がテント膜構造平屋建ての総延べ4541㎡。
防衛装備品を効率的に製造するため、製品に使用するレーダーなどの試験を行う電波試験棟と製品の製造棟を新設する。23年に施行された防衛生産基盤強化法を活用し、防衛装備庁と製造工程効率化のための設備導入の契約を締結し、適用対象となる一部の費用を防衛装備庁が負担する。
建設地は磯子区新杉田町8の敷地40万2792㎡で、3438㎡を建築面積に充てる。