大林組は17日、海外グループ会社である大林プロパティズUK(OPUK)が英国ロンドン・シティで再開発による建て替えを計画するオフィスビル「60 Gracechurch Street(グレースチャーチ・ストリート)」について、ロンドン市から開発許認可を取得したと発表した。施設規模は地下2階地上37階建て貸床面積約3万9900㎡で、主な用途はオフィス、商業、屋上庭園。2026年に着工し、29年の竣工を予定する。
OPUKは60 グレースチャーチ・ストリートを2023年3月に取得。ロンドン証券取引所やイングランド銀行などが立ち並ぶ歴史的な金融地区「ロンドン・シティ」に位置しており、交通利便性が高いことに加え、高さ規制の厳しいロンドン・シティで高層ビルの建築が可能な希少な立地に所在している。
今回の建て替えでは、バルコニーを各階に設置し、パブリックスペースの充実を図るほか、最高ランクの環境性能を確保するなど、ロンドン市やテナントのニーズに応えた施設計画と環境に配慮した開発を進めるとしている。
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