【新宿通りモール化】20年東京五輪を見据えて魅力ある歩行者空間を創出 オリコンサル | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【新宿通りモール化】20年東京五輪を見据えて魅力ある歩行者空間を創出 オリコンサル

 オリエンタルコンサルタンツは、新宿駅東口の新宿通りをモール化し、魅力ある歩行者空間を創出しようという社会実験を支援、12日から28日にかけて、仮設歩道「SHINJUKU STREET SEATS」を活用し、街のにぎわいと魅力向上につながる取り組みを実施した。
 東京都新宿区から「新宿通りモール化社会実験等実施業務」を受託。区と地域関係者、国、都などで構成する新宿駅東口地区歩行者環境改善協議会と連携しながら、荷さばき集約化プロジェクトと道路空間を活用したにぎわい創出の複合型社会実験を支援したもの。
 このうち、荷さばき集約化では、宅配便車両を集約することで路上駐車を減らすとともに、パーキング・メーターなどの適正利用を促す地域主体の声がけや東口地区周辺の路上荷さばきを午前中に集約。仮設歩道によるにぎわい創出では、仮設ベンチなどストリートファニチャーを設置し、地域主体の維持管理の仕組みを構築するとともに、コーヒーの試飲イベントによる歩行者空間の魅力向上や、2019年ラグビーワールドカップに関する情報展示も実施した。
 同社では、これらの社会実験によって得られた効果と課題を検証。20年東京五輪・パラリンピックの開催やその後も見据えて、新宿駅東口地区をより歩きやすく、魅力的な歩行者中心の空間にすることを目指し、区や協議会と引き続き連携・支援しながら新宿の街としてのブランド力向上や地区のさらなる活性化に貢献していく考えだ。

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