出光興産は、千葉県市原市にある千葉事業所内で計画している延べ約6万4000㎡の統合研究所「イノベーションセンター(仮称)」の建設に大林組の施工で着手する。現在は準備工事を進めており、既存施設を解体後、新築着工する。2028年3月31日の完成を目指す。
工事名は「出光興産研究拠点再構築統合研究所新築工事」。新施設の規模は、S一部RC造6階建て延べ6万4040㎡。ラボ棟や共創棟(オフィス)、高圧実験棟などで構成する。設計は類設計室が担当した。建設地は市原市姉崎海岸2-1。
出光興産が24年1月に発表した資料によると、イノベーションセンターには、国内外の複数拠点にまたがる生産技術や開発技術などの研究所を集約する。総投資額は500億円を超える見込み。
技術交流、人的交流を促すワンルームオフィスや開放スペース、オープンラボ、展示空間などを設ける。太陽光発電や雨水利用など創エネ・省資源技術も導入する。
千葉事業所の敷地面積は382万㎡で、グループ最大規模となる。石油・石油化学の基幹製造拠点と位置付けている。
【公式ブログ】ほかの記事はこちらから