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7月16日 水曜日

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【渋谷区・原宿パーク・マンション】建替組合が来月解体着手/26年5月の完了目指す

原宿パーク・マンション計画地


 建て替えが未着工のままとなっていた東京都渋谷区の「原宿パーク・マンション」の解体が始まる。同マンション建替組合が総延べ約1万㎡の解体工事を計画、施工者は東京ビルドで、7月1日に着工し、2026年5月31日の完了を目指す。

 解体工事の名称は「(仮称)渋谷区宇田川町既存建物解体工事」。解体する建物の規模は、SRC造地下1階13階建て延べ1万0744㎡。

 工事場所は、宇田川町29-4ほか。通りを挟んで北側にNHK放送センター、東側に渋谷税務署や渋谷区役所などがある。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率500%。

 計画地は、区が24年1月に最終策定した「神南二丁目・宇田川町地区地区計画」の「街区A」に該当している。土地利用の方針では、公益施設、商業・業務施設、住宅施設など「職住遊」が融合した渋谷らしい多様な町並みを形成するとしている。27年8月の建築工事着工が見込まれる「公園通り西地区第一種市街地再開発事業」の計画地も同街区に該当する。

 計画地では21年9月に、同マンション管理組合が建て替えの建築計画を明らかにしていた。当時の新築規模は、RC一部S造地下3階地上24階建て塔屋1層延べ2万2808㎡。24年9月上旬に着工し、28年3月下旬に完成する計画だった。管理組合は、24年4月にマンション建替円滑化法に基づく建替組合の設立認可を受けている。組合関係者は「新築工事の着工予定時期は未定」としている。

 

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