【キッズデザイン賞】優秀賞に建設関連企業から4作品! 子どもたちが生きる未来のために | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【キッズデザイン賞】優秀賞に建設関連企業から4作品! 子どもたちが生きる未来のために

磯野商会と渡辺治建築都市設計事務所の「JOHNSON TOWN」

 キッズデザイン協議会(会長・山本正巳富士通会長)は25日、第11回キッズデザイン賞の授賞式を開き、受賞作品の中から特に優れた応募作34点を表彰した。冒頭、山本会長は「質・量ともに充実していた。協議会はことし『全ての子どもたちは社会の宝であり、未来そのものだ』というコンセプトを定めた。賞の先に見える社会のあるべき姿の実現に向けて、ぶれずにまい進したい」と力を込めた=写真。
 建設関連企業からは4作品が優秀賞を受賞した。男女共同参画担当大臣賞に産休復帰しやすい職場づくりに取り組んだミサワホームの「マミーズプロジェクト」、少子化対策担当大臣賞に米軍ハウスを再生させた磯野商会と渡辺治建築都市設計事務所の「JOHNSON TOWN」、経済産業大臣賞には子どもの事故を防止するデザインを取り入れた、積水ハウスの「分譲マンションにおける安全・安心のための取り組み」と、こじま福祉会こじまこども園とエムアーキによるサステナブルデザインの「こじまこども園」が選ばれた。
 益田文和審査委員長は今回の応募作について「子どもたちが生きる未来を作るために課題を1つずつ解決する姿勢が、応募企業にも浸透してきた。世界の子どもたちにも目を向けて審査するよう心掛けた」と講評した。
 このほか建設関係では、奨励賞に▽福岡市立こども病院(福岡市立病院機構、山下設計)▽屋内用視覚障がい者誘導システム「UDフロアシステム」(田島ルーフィング、クワハタデザインオフィス、近畿大学理工学部社会環境工学科福祉環境計画学研究室)▽保育室スマイルエッグス「木の子」(みんなのひろば、手塚建築研究所)▽アクティブラーニングスタイル スタフィット&ピーノ(岡村製作所)▽住宅施工者育成プログラム「ママは大工さん」(ヤマダ・ウッドハウス)--が選ばれた。
 同賞は2007年に創設。今回298点の受賞作が加わり、受賞作品は累計2453点となった。

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