【滋賀県立高専】来年2月に1期建設工事公告/28年4月開校予定 | 建設通信新聞Digital

7月1日 火曜日

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【滋賀県立高専】来年2月に1期建設工事公告/28年4月開校予定

完成イメージ


 滋賀県は、県立高等専門学校の建設工事(1期)の発注手続きを2026年2月に開始する。1期は校舎棟を含む工区で、その他の施設を2工区に分けて4、5月ごろに入札公告する考えだ。校舎棟の工事費用は9月補正予算に要求する。28年3月末までの完成と、28年4月の開校を予定している。

 基本設計概要によると、施設規模は、校舎棟がS増3階建て延べ1万0900㎡。図書交流・食堂売店棟が同2階建て延べ2400㎡。学生寮がRC造2階建て延べ1400㎡。実習工場・実験室棟がS造平屋一部2階建て延べ2200㎡。体育館がS造平屋建て1600㎡。設計業務は東畑建築事務所が担当している。

 校舎棟の教室や図書交流・食堂売店棟のテラスから三上山や野洲川が眺望できるなど、立地特性を生かした施設とするほか、校舎棟の中央に学生や教員が集い、語らい、共創を育む場として吹き抜け大空間の交流スペースを設置。実践的な学習を行うため、四つの専門コースがそれぞれグループワークできるコモンスペースも配置する。

 交流スペースや図書交流・食堂売店棟のラーニングコモンズ、図書館では、効果的に県立木材を活用し、魅力的な学び・活動の場を創造する。校舎棟や図書交流・食堂売店棟、体育館はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready達成見込みで、学生寮ではZEH-M(ゼッチ・マンション)Orientedを目指している。

 同事業は当初BTO(建設・譲渡・運営)方式のPFIで計画し、23年11月に入札公告したが、参加がなく、手続きを中止。設計と施工を分けて発注する従来方式に変更した。

 建設地は滋賀県野洲市市三宅の面積4万9500㎡(うち施設整備区画3万6566㎡)。

 

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