【都高校電気工事技能大会】優勝は小林・阪本組(多摩工業) 活躍する技術者になって! | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【都高校電気工事技能大会】優勝は小林・阪本組(多摩工業) 活躍する技術者になって!

 東京都高等学校電気教育研究会が主催する「第21回東京都高等学校電気工事技能競技大会」が8日、東京都港区の東京電業会館で開かれた=写真。東京電業協会(東電協)の協賛を得て毎年開催している大会で、今回は3校5チームの計10人が参加し、都立多摩工業高校の小林雄也さんと阪本龍介さんのチームが優勝した。
 開会に当たり、都立工芸高校の樋口裕之副校長は「いままで多くの時間を費やしてきた練習を誇りに思い、平常心で競技に臨んでほしい。また、過去にこの大会に出場した先輩たちは、高校や大学、専門学校を卒業後、電気工事業の第一線で活躍している。貴重な体験をぜひとも職業選択に生かしてもらいたい」とあいさつした。
 続いて、東電協の権田浩資教育部会副部会長(大栄電気社長)は「少子高齢化や職業の多様化などで、電気設備の技術者・技能者を目指す若者が少なくなってきている。電気設備に興味を持って勉強している皆さんには、基礎をしっかり学び、ぜひこの業界に進んできてほしい。皆さんが活躍できる場所、機会は広く開かれている」と呼び掛けた。
 選手たちは、会場に用意された作業板上での屋内配線工事に挑んだ。審査の結果、多摩工業高校の高橋リフさんと鈴木皓大さんのチームが準優勝となり、同校がワン・ツーフィニッシュを飾った。第3位は、大森学園高校の石井裕基さんと馬堀正紀さんのチーム。
 優勝と第3位のチームに加え、第4位となった日本工業大学駒場高校の中溝元規さんと中村洸太さんのチームは、東電協が11月7日に開く第50回電気工事士技能競技大会のチャレンジコーナーに出場する。

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