【東電協】建設中の医療福祉施設にて現場見学会 理系大生が電気設備工事への理解を深める | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【東電協】建設中の医療福祉施設にて現場見学会 理系大生が電気設備工事への理解を深める

 東京電業協会(西山勉会長)は27日、東京都世田谷区の「世田谷区梅ヶ丘拠点整備事業建設現場」で理系大学生を対象とした現場見学会を開いた。見学会はことしで28回目で、神奈川工科大学、明星大学、国士舘大学、日本大学理工学部に在籍する3年生を中心に約20人が参加し、電気設備工事に対する理解を深めた。
 参加者は最初に、電気工事の現場代理人を務める旭日電気工業の岩瀬耕太氏から、建築中の施設の用途や電気工事の概要について説明を受けた。その後、岩瀬氏の引率で現場を見学し、屋上の太陽光発電設備、MRIやX線診療室、地下の免震装置周辺など、医療福祉施設・災害医療救護拠点として特徴的な部分を中心に、解説へ耳を傾けた。
 西山会長は「電気設備工事は学生に公開できる機会が安全やセキュリティーなどの都合でなかなか作りにくい。今回は、発注者の世田谷区と現場の旭日電気工業の協力を得られたので、貴重な機会と思って気になるところをどんどん聞いてほしい」と学生に呼び掛けた。
 質疑応答では、学生から「入職してから、どれくらいの経験を積むと現場代理人になれるのか」「工事中の災害には、どんな対策をとっているのか」「電気工事は、建築工事のどのくらいの段階から現場に入っているのか」などの質問が寄せられた。参加した学生は「非常用発電機の燃料の送油管など、意外なところも電気工事で考える必要があると分かった」「電気工事の将来的な需要について聞けて良かった」などの感想を述べた。

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