千葉県魅力ある建設事業推進協議会（CCIちば）による2017年度出張授業がスタートした。10月30日の千葉市立幸町小学校を皮切りに県内11小中学校で実施する。これまでの土木に加え、17年度から建築のプログラム導入も始めた。授業の開発・実施はNPO法人企業教育研究会（理事長・藤川大祐千葉大教育学部教授）に委託している。
　幸町小での出張授業は6年生約60人が対象。学校をどのような人が関わって建てているかをテーマに、同研究会の市野敬介事務局長（長岡造形大非常勤講師）が講師を務めた。技術者・技能労働者5人が用いる道具や作業場所を動画で紹介しながら、それぞれ何の仕事を担当しているかを質問し、生徒らは言い当ていた。
　続いてゲスト講師の長尾幸喜カムイ代表取締役（塗装業）、白井一裕白井興業代表取締役（建設業）が、それぞれの仕事内容を説明した。
　最後に白井代表取締役は「建設業に少しでも興味がある人は来てほしい」と呼び掛け、生徒の1人は「今までいろんな仕事を学んだが、『人のため』『感謝』『人間関係』などが社会には大切なんだと感じた」と感想を述べた。
　同校を除いた17年度出張授業の予定は次のとおり（(1)日程(2)ゲスト講師）。
　〈土木〉
　▽市原市立青葉台小＝(1)11月7日(2)菊地政廣新千葉建設代表取締役▽八千代市立大和田南小＝(1)同15日(2)船越博文船越組代表取締役▽鴨川市立田原小＝(1)同20日(2)吉野英男吉野組代表取締役▽佐倉市立染井野小＝(1)12月6日(2)久野重紀東豊土木工業技術次長▽市川市立曽谷小＝(1)18年1月18日(2)田口孝一千東建設代表取締役。
　〈建築〉
　▽四街道市立四街道中＝(1)11月10日(2)尾出金蔵尾出建設代表取締役、長谷川哲由県空調衛生工事業協会常務理事▽流山市立流山小＝(1)同13日(2)高橋順一高橋工務店代表取締役、松戸克浩新松戸造園専務。▽東金市立福岡小＝(1)同22日(2)吉岡昭吉岡建設代表取締役、中村和彦八光電気工業代表取締役、湯浅精一御門鳶湯浅代表▽千葉市立幕張南小＝(1)同25日(2)山田淳史山田工務所代表取締役、長谷川同協会常務理事、長尾代表取締役▽四街道市立四街道西中＝(1)12月1日(2)尾出代表取締役、浅見元男会田電業工事グループ長。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら