【技能大会】台湾・香港・日本選手が技能競う フジテックが海外初の開催 | 建設通信新聞Digital

5月16日 木曜日

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【技能大会】台湾・香港・日本選手が技能競う フジテックが海外初の開催


 フジテックは10月20、21の両日、台湾の現地法人フジテック・タイワンの研修センターで、海外で初めての保守技能競技大会となる「Fujitec Global Field Engineering Skill Competition 2017」を開催した=写真。日本の人材開発センターが主催し、海外法人で実施した新たな試みで、現場技術力の向上とグローバルレベルでの技術情報の共有、将来の保守事業を担う人材育成を目的に立ち上げた。
 開会式で内山高一社長は「グローバル拠点で活躍する保守技術者同士が技量を競う大会として、ことしから新たにスタートする。今後は各拠点の保守技術者が一同に集まり、技量を競い合えるような大きな大会に育てていきたい。われわれの仕事には、常に安全・安心を守る使命と責任がある。動いて『当たり前』のエレベーター・エスカレーターだが、その『当たり前』を守る大切な業務である。大会では、現場で培った技術と経験が生かされるよう健闘を祈る」と激励した。
 今回は台湾、香港、日本の3カ国・地域から2人1組の8チーム計16人が参加。筆記、電気回路作成、故障対応・調査、点検実務、修理・改修実務、分解・組立実務の6種目を通して、メンテナンスの技能と知識を競い合った。
 審査の結果、トゥ・ウェンハオさんとヨウ・ドゥンシアーンさんの台湾1チームが優勝した。両名は「日本を始め、ほかのチームの作業を間近で見ることで発見があった。今後の業務に取り入れ、技能の向上につなげていきたい」とコメントしている。