横浜建設業協会（土志田領司会長）は10日、横浜市の神奈川県建設会館で、2017年度建設ポスターコンクール表彰式を開いた。応募32作品の中から最優秀賞に輝いた前田武真さん（横浜市立汲沢中学校2年）に土志田会長が表彰状などを手渡した。前日の9日には入賞作品の表彰式も行い、受賞者らをたたえた。
　表彰後、前田さんは「建設に携わっている方々が安全第一に建物を建て、まちの環境を守っているイメージで描いた」と説明し、今回の受賞に謝辞を述べた上で、「これからも安全第一に仕事に頑張って下さい」とあいさつした。
　表彰式は同日に開かれた安全大会に先立って行われたもので、同大会のあいさつの中で土志田会長は「前田さんの作品は非常に包容力があり、ポスターにしてみて非常にいいものに仕上がった」と感想を述べ、「建設ポスターコンクールは今回が初めての試み。子どもたちが作品を描いてくれることによって、建設業に対する理解を深めるきっかけになってくれればという思いだけで行った。建設業の将来の担い手を一人でも増やしていくための地道な取り組みと理解してほしい」呼び掛けた。
　来賓の坂和伸賢横浜市技監は「使命感を持って災害に強いまちづくりを進めている建設従事者の方々が一丸となって安全の意識を高め、きょうも安全で家に帰ってくるんだということを表現した素晴らしいポスター」と称賛した。

　最優秀賞以外の受賞者は次のとおり（敬称略）。
　▽会長賞＝渡辺天空（市立緑が丘中学校1年）▽最優秀賞＝大久保心実（市立左近山中学校2年）、大古田玲奈（同）、佐々木菜月（市立西本郷中学校3年）、小山日菜乃（同）▽特別賞＝宮澤碧月（市立浜中学校2年）、高橋壮一郎（市立左近山中学校2年）、長谷川裕大（同）、足立沙耶（市立左近山中学校1年）、新村侑正（市立飯島中学校1年）。

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