茨城県の大井川和彦知事は、核融合発電の実証を目指すスタートアップ(新興企業)のStarlight Engine(スターライトエンジン)が公募している発電実証プラントの設置候補地に応募したことを明らかにした。候補地は常陸大宮市にある農業・食品産業技術総合研究機構の放射線育種場跡地約62.5ha。
スターライトエンジンの公募要件では敷地60-100haで、5年後に建設開始できることを求めている。このほか大容量受電送電ができ、地盤災害ハザードマップのレッドゾーンではないことを要件としている。2027-28年に候補地を特定、28-29年に建設準備や先行調達、大型資金調達を進める。30年代に実証を開始し、40年代以降の実用化や商用化を目指す。応募の表明は青森県に次いで2件目となる。
放射線育種場跡地の所在地は、常陸大宮市上村田2425の敷地62万5275㎡。25年9月末で廃止した。
核融合は、国の成長戦略17分野の一つに指定され、40年度までに3兆1000億円の官民投資額が見込まれている。県は雇用創出や県内企業との相乗効果を創出し、経済波及につなげたい考え。
スターライトエンジンは、京都フュージョニアリングの子会社で25年4月に設立した。東急建設や三井不動産、フジクラ、古河電気工業などが出資している。

