【鉄筋技能検定】高校生の3級受検者が大幅アップ! 1、2年生中心に出前講座で興味 | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【鉄筋技能検定】高校生の3級受検者が大幅アップ! 1、2年生中心に出前講座で興味

 東京都鉄筋業協同組合(新妻尚祐理事理事長)と協同組合東京鉄筋工業協会(知念辰昇理事長)で組織する「東京都鉄筋技能推進協議会(新妻尚祐会長)」が、東京都職業能力開発協会から委嘱を受けて実施する鉄筋工事の技能検定組立作業実技試験が5-8日の4日間、千葉市の雇用・能力開発機構・千葉ポリテクセンターで行われている=写真。
 前年度から実施されている3級の技能検定には女性2人を含む31人が受検し、うち21人は墨田、葛西、蔵前の都立3工業高校の生徒だった。昨年の1人から、高校生の受検者が大幅に増えた。出前講座を定期的に実施してきたことで、生徒が鉄筋工事に興味を抱いた表れと言えそうだ。受検した生徒は1、2年生が中心で、3年生は4月から鉄筋工事会社に就職が決まっている1人だった。
 今年度の受検者は1級が310人(前年度313人)、2級が41人(同69人)、3級が31人(同8人)の計382人(同390人)で、2級の受検者が減少した分、3級の受検者が増え、受検者全体では前年度とほぼ同人数となった。
 受検者は、それぞれの課題に保護帽と安全帯を着用して挑んでいた。1級の制限時間は1時間40分、2級は1時間20分、3級は1時間30分。1級は30分、2級と3級は20分の延長が認められている。
 受検者の組み立てた課題を検定委員が厳正に審査し、14日の採点会議を経て、3月16日に合格者が発表される。合格者は東京都庁第2本庁舎1階に掲示されるほか、都のホームページにも掲載される。また、施工図作成作業試験は1月14日に東京都北区の中央工学校で行われた。

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