【東京鉄筋技能推進協】鉄筋工事の技能検定組立作業実技試験を実施 高校生6人が2級に挑戦 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【東京鉄筋技能推進協】鉄筋工事の技能検定組立作業実技試験を実施 高校生6人が2級に挑戦

 高校生6人が2級に挑戦--。東京都鉄筋業協同組合(新妻尚祐理事長)と協同組合東京鉄筋工業協会(飛田良樹理事長)で組織する東京都鉄筋技能推進協議会(新妻尚祐会長)が、東京都職業能力開発協会から委嘱を受けて実施する鉄筋工事の技能検定組立作業実技試験が27日から30日までの4日間、千葉市の雇用・能力開発機構・千葉ポリテクセンターで行われている。ことしは2級に6人の高校生が挑んだ。
 創設されて4年目となる3級の技能検定には女性1人を含む41人(うち高校生15人)が受検した。2級を受検した6人は昨年と一昨年に3級に合格していた。また、工業高校の先生も初めて受検しており、工業高校への出前講座を定期的に実施するなど、地道な活動の成果と言える。
 今年度の受検者は1級が228人(前年度249人)、2級が61人(同49人)で、このうち女性は3人。3級は41人(同32人)で女性1人。受検者総数は330人で、前年と同人数だった。1級の受検者が減少した一方で、2級と3級の受検者が増加したことが要因。3級合格者は、翌年2級を受検できるため、3級の創設効果が大きいと言えそうだ。
 受検者は、それぞれの課題に保護帽と安全帯を着用して挑んだ。1級の制限時間は1時間40分、2級は1時間20分、3級は1時間30分。1級は30分、2級と3級は20分の延長が認められている。
 受検者の組み立てた課題を検定委員が厳正に審査し、採点会議を経て3月13日に合格者が発表される。合格者は東京都庁第2本庁舎1階に掲示されるほか、都のホームページにも掲載される。
 また、施工図作成作業試験は19日に東京都北区の中央工学校で行われ、1級を185人、2級を9人が受検した。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら