【都市・まちづくりコンクール】最優秀賞は稲荷悠さん(東京芸大)の「こどものまほろば」 課題は「混」 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

公式ブログ

【都市・まちづくりコンクール】最優秀賞は稲荷悠さん(東京芸大)の「こどものまほろば」 課題は「混」

最優秀賞の「こどものまほろば

 都市・まちづくりコンクール実行委員会と総合資格は13日、東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスグローバルフロントで第5回都市・まちづくりコンクールの公開審査会を開いた。全国の大学から集まった過去最多となる106作品の中から、稲荷悠さん(東京芸術大学)の「こどものまほろば」を最優秀賞に選んだ。
 今回のコンクールでは、課題を「混」に設定。建築のデザインでは様式の混交や「混構造」もあることから「混」を否定的にとらえるのではなく、建築や都市のデザインの魅力ある「混」のかたちやシステムの提案を求めた。ただ計画の範囲と規模は自由だが、建築物と周辺の環境計画を含めたものとした。

賞状を受け取る稲荷さん

 審査では同作品のほか、優秀作品2点、総合資格賞1点、審査員賞7作品を選出し、受賞者には賞状と副賞を贈った。

 そのほかの受賞作品は次のとおり(敬称略)。
 〈優秀賞〉
 ▽理想への干渉-郊外住宅地の明日を考察する-=木村愼太朗(日本大)▽まちなかのいち:人、もの、情報の集まる場所=CHOW YIXING・白井駿介・藏薗悠介(山口大)。
 〈総合資格賞〉
 ▽いままでのいえ これからのまち=鈴木奈実・木内星良・矢尾彩夏(早稲田大)
 〈審査員賞〉
 ▽共に成る表層=吉村有史(九州大)▽融けだすラウロジ-高架下を起点とした元町再編計画=井上凌成(神戸大)▽さりげない日常を共に生きる=吉田聖(東京大)▽鉄道民族=久保夏樹(北海道大)▽時を編む巨塔-建築の終焉と新たな神話=楊翌呈(東京理大)▽渋滞の道から賑わいの街へ=岩水桂亮(九州大)▽「減=加」中国都市城中村再生計画・鄭州市陳寨村=鄭朝陽(明治大)

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら