【スーツに見える作業着】身だしなみ"きちんと"感! イメージ変えるスマートさと機能性を建設や清掃業界へ | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【スーツに見える作業着】身だしなみ“きちんと”感! イメージ変えるスマートさと機能性を建設や清掃業界へ

 水道工事や水回りのメンテナンスなどを手掛けるオアシスソリューション(東京都豊島区、関谷有三代表取締役)のグループ会社、オアシススタイルウェア(同、中村有沙代表取締役)が、世界初というスーツ型作業着を誕生させた。作業着が「きつい・汚い・格好悪い・身だしなみが悪い」といった建設や清掃業界のマイナスイメージに影響していると考え、スマートで格好いい印象のあるスーツタイプの開発に至った。
 同社の「WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)」は、「スーツを作業着にする」という女性開発チームのコンセプトの下、機能性とファッション性を両立させた。
 自在に伸び縮みする高いストレッチ性のある素材を採用し、現場作業をしやすいようにした。形状記憶素材でもあるため、作業中もしわができにくい。従来の作業着のように自宅での丸洗いが可能で、洗濯後にアイロンがけをしなくてもシルエットが崩れないという。速乾・防水・はっ水加工を施しており、汚れにくく汗にも強い。
 また、パンツのウエストにはゴムを使用。スーツ型でありながら、ウエストを締め付けず動きやすい設計にした。ジップ付きのポケットも備え、現場に必要な道具類などを収納できる。裏地は通気性の良いメッシュ生地で、熱がこもりにくい仕様になっている。

ブルゾンも用意

 3月27日から同社公式サイトで販売を始めた。価格(税別)はジャケットとパンツの上下セットが1万9800円から、シャツが5000円から。応相談で色や形のカスタマイズもできる。女性用も4月下旬から発売する予定だ。
 初年度は、清掃や建設業界などを中心に、約1億円の売り上げを目指す。
 既に東京23区内でごみ回収を手掛けるエール(江東区、高橋浩社長)への納入が決まっている。オアシススタイルウェアは「スーツを着用した回収スタッフが街中に増え、日本のごみ回収の景色が変わり、業界のイメージアップにつながってほしい」とコメントしている。

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