【駅古材活用プロジェクト】旗の台駅・池上駅のベンチなど古材を新駅や沿線で活用! 東急電鉄 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【駅古材活用プロジェクト】旗の台駅・池上駅のベンチなど古材を新駅や沿線で活用! 東急電鉄

ホーム屋根や駅舎に使用されていた古材

 東京急行電鉄は3月29日、池上線旗の台駅改良工事「木になるリニューアル」、池上駅開発計画(駅舎改良・駅ビル開発)と連動して、既存の駅に使用している木材を駅と沿線で活用する「駅古材活用プロジェクト」を実施すると発表した。

池上駅ホームの木製ベンチ

 旗の台、池上の両駅は、それぞれ2019年春、20年の完成を目標に、多摩産材などを活用した駅改良と駅開発工事を進めている。歴史ある木造駅の未来継承や、工事に伴う廃材処理時のCO2削減を目的に、両駅で開業時から使われているホーム上の木製ベンチやホーム屋根などの古材約200m3を、新たな駅施設にも活用する。また、6月には同線沿線の住民や店舗などの事業者にも古材活用のイベントを実施する予定。古材活用に当たっては、廃材に新たな価値を付加して再利用することで、地域資源・経済の循環を促す活動を行う「ReBuildingCenter JAPAN(リビルディングセンタ―ジャパン)」が協力し、古材活用ワークショップや活用方法のコンサルティングなどを予定している。

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