太平洋セメントは、エンビプロ・ホールディングス、リバーホールディングスと共同で、1時間に6tの処理能力を持つ都市ごみ焼却灰からの貴金属回収実証試験設備を同社大船渡工場内(岩手県大船渡市)に設置し、実証試験を開始した。これまで未回収となっていた都市ごみ焼却灰に含まれる貴金属資源を再資源化ルートにのせることで、循環型社会の実現、持続可能社会の形成に貢献する。
日本は世界有数の資源大国とされるものの、これは潜在的な蓄積量の側面からの評価であり現時点では十分な回収がされているとは言えない。特に都市ごみ焼却灰はその多くが埋立処分されており、近年では貴金属が含まれていることも判明している。
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【太平洋セメント】灰をお宝に! 都市ごみ焼却灰から貴金属回収の実証実験開始
[ 2018-05-07 ]