18日に大阪府北部を震源として発生した地震を受け、近畿地方整備局は被災地となる高槻市、枚方市、箕面市、茨木市にTEC―FORCE(緊急災害対策派遣隊)を派遣した。
派遣は計21班延べ83人を予定している。18日に高槻市に先遣隊3班11人を派遣、19日には道路班リーダーの芦谷次郎道路工事課課長補佐や河川班リーダーの唐松雅司河川工事課課長補佐などが出発した。同日朝には大阪市内の同局庁舎で出発式が開かれ、池田豊人局長や同局幹部、職員、関係者が8人を見送った。
これを受け、池田局長は「整備局のほかにも関東、中部、中国地整のテックフォース隊からも派遣があり、皆さんと一緒に現地で調査をしてもらう。発災から1日しか経っておらず、現地では混乱していることも多いが、住民の安全確保を前提に、自らの安全確保にも注意を払いながら、復旧のための被災調査を中心に任務を果たしてほしい」と隊員を激励した。一行は今後、被災市の災害対策本部と連携し、被災個所の調査を行う。
■中国整備局が近畿に先遣隊7人
中国地方整備局は18日、大阪府北部を震源とする地震を受け、近畿地方にTEC-FORCE(緊急災害派遣隊)を派遣した。
同局では、震度6弱の地震が起きた18日午前7時58分に応援対策本部を設置。先遣隊7人の派遣を決め、同日午後1時に広島合同庁舎2号館の対策室で出発式を開いた。
■中部整備局が先遣班5人を派遣
中部地方整備局は、大阪府北部を震源とする地震の災害を支援するため、18日午後1時45分、名古屋市の同局からTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)の先遣班5人を現地に派遣した。
■関東整備局が先遣隊1班、被害状況調査班として河川2班など22人派遣
関東地方整備局は19日、18日に発生した大阪府北部を震源とする地震に対応する近畿整備局を支援するため、TEC-FORCE(緊急災害対策支援隊)を派遣した。先遣隊として1班、被害状況調査班として河川2班、道路1班、広報1班の計22人の職員を送った。