【現場見学会】女性技術者も活躍中! 鳥栖工高3年生が国道3号今古賀交差点改良事業を体感 | 建設通信新聞Digital

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【現場見学会】女性技術者も活躍中! 鳥栖工高3年生が国道3号今古賀交差点改良事業を体感

 九州地方整備局北九州国道事務所が整備を進めている国道3号今古賀交差点改良事業の現場見学会が14日、福岡県遠賀町の現地で行われた。

参加者の記念撮影

 参加したのは佐賀県立鳥栖工業高校土木科の3年生28人で、田原大輔教諭ら3人が引率した。事業の一環となる福岡3号遠賀高架橋オフランプ外上部工工事を施工するオリエンタル白石の協力で実施し、同社の福岡工場も見学した。7月からの就職活動を控えた生徒は社会資本整備の意義や施工順序などを学び、建設業の魅力を体感した。
 国道3号と県道浜口遠賀線が交差する今古賀交差点は、北九州方面の上り線だけが立体交差になっており、交通渋滞の解消や安全性の向上を目的に福岡方面の下り線を立体化するとともに、歩道を整備する。事業区間は約1㎞で、オリエンタル白石のほか、福岡3号西川側道橋上部工工事を清本鉄工、福岡3号今古賀高架橋外床版設置工事をたくみ経常JVが施工している。
 現場見学会では、北九州国道事務所の下尾崎隆博建設監督官が事業の概要や整備効果を説明した後、各工事の作業を見て回り、それぞれの担当者から説明を受けた。オリエンタル白石からは平和弘現場代理人、濱畑安博監理技術者、工事担当の池邊みはる氏らが参加した。現場は週休2日制のモデル工事で、女性の配置技術者も活躍している。工期は9月30日まで。
 見学終了後の質疑応答では、生徒から仕事のやりがいについて質問があり、「構造物ができていく喜びや工事が終わった後の達成感、爽快感に加え、完成後に家族と訪れた時に誇らしく思う」と答えた。また、設計どおりにいかない場合の対処法を聞かれ、「疑問点が生じた場合は発注者、設計者、施工者の3者で協議する。施工者としては設計以上のものを造るよう心掛けている」と答えた。最後に生徒の代表が「現場を見て建設業に魅力を感じた。完成に向けて頑張ってください」とあいさつした。

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