【担い手】まずは先生に知ってもらおう! 福岡建協が技術系高校教諭に現場見学会 | 建設通信新聞Digital

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【担い手】まずは先生に知ってもらおう! 福岡建協が技術系高校教諭に現場見学会

 福岡県建設業協会は21日、西日本鉄道が福岡市のアイランドシティで整備を進める「(仮称)香椎照葉5丁目計画商業賃貸シニア棟新築工事(施工=若築建設)」で現場見学会を開いた。福岡県建設人材対策協議会が取り組む若者の入職促進活動の一環となり、福岡県内の技術系高校の教諭ら10人が参加した。躯体工事が進む現場を見学し、施工者の話に熱心に耳を傾けた。
 現場は、6月から型枠支保工組み立てや躯体コンクリート打設、梁配筋などを進めている。この日は、生コン車や120tクローラークレーンが稼働し、岡田敬治作業所長の案内で型枠支保工と梁配筋・圧接の様子を見学した。
 見学を終えた教諭らは岡田所長に熱中症対策などの現場の労働環境や工程について質問した。働き方改革に関する質問では、「4週6休をほぼ達成している」と回答し、2019年度は4週8休を目指す予定だとした。また、女性が働く現場のため、「女性専用トイレや更衣室の設置など女性が働きやすい職場づくりに努めている」と語った。
 施設は、シニア向けマンションと賃貸住宅、商業施設で構成し、規模はRC造12階建て延べ3万3535㎡。住宅は賃貸棟が116戸、シニア棟が136戸。設計は梓設計・ガナス総合研究所JVが担当した。進捗率は約23%。当日は約100人が現場で働いていた。今後は9月を目標に内装工事に着手し、外装、外構工事を経て19年6月30日までの完成を目指す。

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