日本建設業連合会は21日、広島市の二葉の里地区坑口で掘削に向けた作業を進めている「高速5号線シールドトンネル工事(施工=大林組・大成建設・広成建設JV)」の現場でけんせつ小町活躍現場見学会を開いた。現場に従事する大林組のけんせつ小町の案内で、地元の小中学校の生徒と親子28人が参加。参加した子どもたちは「楽しかった」と語るなど夏休みの良い思い出となった。
また、子どもたちからの「トンネルは何メートル掘るのか」「1日にどれくらい掘り進めることができるのか」「マシンの組立時間は」「現場では何人の人たちが働いているのか」などの質問にも丁寧に応えた。
主催者を代表して日建連の永山貴一広報部長は「建設現場で働く女性の頑張っている姿を見てもらいたい。普段見ることができない現場をしっかり見ていただき、家族やお友達にも伝えてもらいたい」とあいさつした。また、大林組の山元寛哲副所長は「この現場でも女性が楽しく働いていることを確認してもらえたと思う」と語った。
見学会を終え、けんせつ小町の小枝さんは「参加した女の子からまたどこかで会えたらいいねと言ってもらえたことがうれしかった。子どもたちには、視野を広げて自分のやりたいことにチャレンジしてもらいたい」、恩田さんも「少しは建設現場の魅力を伝えることができたと思う。まだまだ男性が多い職業だけど楽しいと感じてくれるのであれば思い切って飛び込んでもらいたい」と未来のけんせつ小町にエールを送った。
高速5号線シールドトンネルは、JR広島駅北口の二葉の里坑口から中山坑口までの計画区間長さ1.8㎞うち、長さ1407mのシールド区間を施工する。工期は2020年7月31日まで。