【コンクリートカヌー大会】新潟工高が初優勝! 去年の雪辱果たし全国27校34チームの頂点に | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【コンクリートカヌー大会】新潟工高が初優勝! 去年の雪辱果たし全国27校34チームの頂点に

 土木学会関東支部(利穂吉彦支部長)は25日、埼玉県戸田市の荒川貯水池(彩湖)で、土木系学生によるコンクリートカヌー大会を開いた。24回目となる今回は大学、高等専門学校、高校を合わせて全国27校から34チームが参加。新潟工業高の「ホエ丸」が競漕50点、技術審査40点の総合点90点を獲得し、同校初の優勝を果たした。日刊建設通信新聞社が協賛する敢闘賞(日刊建設通信新聞社賞)は、熊谷工業高の「しろくまVI」が受賞した。

初優勝した新潟工業高

 新潟工業高は、部活動の土木部から「ホエ丸」「獅子丸」の2チームが参加した。事前の技術審査で11位タイの40点だった「ホエ丸」は2人1組の競漕に移ると、300mの準決勝で全体2位となる1分56秒の好タイムを記録して決勝に進出。500mの決勝では、過去に優勝を3回経験している石巻工業高の「Ishikou20」との激しいこぎ合いを制してゴールし、1位の50点を獲得して逆転の優勝を果たした。
 新潟工業高土木部の部長を務める土木科3年の鈴木貴稀さんは「去年は惜しい形で準優勝だったので、ことしは絶対に優勝するという強い気持ちで臨んだ。チームワークを発揮して戦った結果が優勝につながり、本当にうれしい」と喜びの声を上げた。カヌーは前後を非対称の形状に変更し、スピードを上げるなどの工夫をしたという。

各校がタイムを争った

 土木部の佐藤勇輝顧問は「夏休みの1カ月半のほぼ全てを大会に向けた活動に費やしてきた。レースに出場しない裏方のメンバーも支えてくれて、一丸となって勝ち取った優勝だ」と語った。また、「これまでの大会を通じて知り合った東北の強豪校からカヌー作りのアドバイスをもらったことも大きい」と話した。
 利穂支部長は「各校の力の入れようがすごく、白熱した大会だった」と総括した。準優勝は、総合点86点だった大曲工業高の「大工ドラゴン(Majestic RK-IX)」、3位には81点だった石巻工業高の「Ishikou20」が入った。

 その他の賞を受賞した学校とチーム名は次のとおり。
 =競漕点=
 〈大学・高専の部〉
 ▽足利大=Hello!AU。
 〈高校の部〉
 ▽新潟工業高=獅子丸。
 =技術賞=
 〈大学・高専の部〉
 ▽宇都宮大=NOVA。
 〈高校の部〉
 ▽祐誠高=C-Hawks XVIII。
 =デザイン賞=
 ▽大曲工業高=大工ドラゴン(Majestic RK-IX)。
 =セメント賞=
 ▽祐誠高=C-Hawks XVIII。
 =カヌーガール賞=
 ▽大曲工業高=大工ドラゴン(Majestic RK-IX)。

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