【コンクリートカヌー大会】大曲工高が2連覇! プレゼン評価で満点たたき出す | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【コンクリートカヌー大会】大曲工高が2連覇! プレゼン評価で満点たたき出す

全国から30校38チームが参加

 土木学会関東支部(笠井哲郎支部長)は26日、埼玉県内にある荒川貯水池の彩湖で、第23回コンクリートカヌー大会を開催した。全国から土木系の大学、高等専門学校、高校の計30校38チームが参加し、カヌーのプレゼン評価と競漕の合計点で優勝を争った。競漕の予選では300mのレースで2分を切る好タイムを連発するなど例年に比べてレベルが高い中、秋田県立大曲工業高が7月に発生した豪雨災害の逆境をはねのけ、2連覇を達成した。
 2人1組の競漕は決勝で新潟工業高に次ぐ2着だったが、材料や製作工程の工夫などを審査するプレゼンテーションの評価点は満点の50点をたたき出し、同高を1点上回って2年連続3回目の優勝を果たした。

大曲工高のメンバー

 7月に秋田県内で発生した豪雨災害で河川が増水した影響により、例年に比べて練習量が不足。前哨戦となった東北地方の大会では、それを露呈して競漕の決勝で転覆し、悔しい思いをした。今大会の競漕決勝は、練習でも経験していなかった600m。完走できるか分からなかったが、「必ず優勝する」(キャプテンの鳥羽雄大さん)との強い思いに加え、折り返し地点のターンが勝負と見て旋回しやすいようにカヌーの形状を工夫したことが功を奏し、優勝を勝ち取った。顧問の山崎昇教諭は「ことしのチームは明るい」と話し、チームワークの良さが優勝につながったと分析した。
 各賞は技術賞が大学・高専の部に宇都宮大学、高校の部に大曲工業高、敢闘賞(日刊建設通信新聞社賞)に埼玉県立熊谷工業高、デザイン賞に富山県立桜井高、セメント賞に芝浦工業大学、カヌーガール賞に大曲工業高が輝いた。
 大会は日刊建設通信新聞社など建設専門紙4社が協賛している。

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