【土木学会関東支部】「土木系学生によるコンクリートカヌー大会」を開催 新潟工高が1、2位独占 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【土木学会関東支部】「土木系学生によるコンクリートカヌー大会」を開催 新潟工高が1、2位独占

 土木学会関東支部(利穂吉彦支部長)は24日、埼玉県戸田市の荒川貯水池(彩湖)で、「第25回土木系学生によるコンクリートカヌー大会」を開き、大学、高等専門学校、高校を合わせて22校27チームが参加した。新潟県立新潟工業高校Bの「西瓜号」が総合得点113点となり、同高が2018年に続き優勝した。準優勝は総合点101点の新潟工業高校Aの「MONSTER」、3位は95点の祐誠高校A(福岡県)の「ハニーホーク号」、敢闘賞(日刊建設通信新聞社賞)は、山梨県立峡南高校の「峡南魂」だった。

22校27チームが参加

 事前の技術審査(審査資料評価点43点、加点20点)で全体の3位だった「西瓜号」は、300mの準決勝を4位のタイムで勝ち抜くと、決勝の500mでは4分9秒で首位(競漕50点)となり、優勝した。
 決勝レースで「西瓜号」の前衛を務めた3年生の高坂元気さんは「夏休みも毎日練習して、仲間たちと協力し、競い合い、結果が出て良い大会だった。先生たちの指導に従い、材料などを自分たちで計量してコンクリートなどを練ったことによって、納得のいく舟ができあがった」と話した。顧問の佐藤勇輝先生は「昨年の平成最後の大会を優勝でき、元号をまたいで優勝しようと、例年の4、5月からではなく、ことしは1月から新しい材料の検討を始めたことが結果に結びついた」と話した。

「西瓜号」と新潟工業高校

 関東支部の栗原哲彦幹事長は「年々、カヌーの性能が上がり接戦になっているので、漕ぎ手の技術も重要になっている。チームとして何か一つのものを目指すのは仕事の上でも重要になるので、良い経験になってくれれば」と総括した。
 大会の協賛は日刊建設通信新聞社など建設専門紙4社、後援は関東地方整備局、戸田市。 その他の受賞学校とカヌー名称は次のとおり。
 〈競漕点(大学・高専の部)〉新潟大学「Niigata univ」
 〈同(高校の部)〉祐誠高校B「ハリーホーク号」
 〈技術賞(大学・高専の部)〉横浜国立大「SSLC」
 〈同(高校の部)、デザイン賞、カヌーガール賞〉秋田県立大曲工業高校「Daiko Fighters」
 〈セメント賞〉東京都立総合工科高校「コヌー」

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