【アウトサイドeyes】業界外の人たちにはどう見える? 写真家・山崎 エリナさんから | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【アウトサイドeyes】業界外の人たちにはどう見える? 写真家・山崎 エリナさんから

 社会インフラの建設、整備を担う建設産業は、日常生活を送る上で必要不可欠だが、一般社会から正しく理解されているとは言い難い。では、外から見て公共事業や建設業はどのように認識されているのか。今後の人材確保の一助ともするべく、業界外の人たちから見た建設業の印象、かかわってからの感想などを紹介する「アウトサイドeyes-外から見た建設業-」。

コミュニケーションを取り合う瞬間の魅力にシャッターを押し続けた

 寿建設(福島市)の森崎英五朗社長の依頼でメンテナンス工事の現場写真を撮影している写真家の山崎エリナ氏。

写真家 山崎 エリナさん


 道路は安全で、雪が降っても除雪されているのが当たり前だと思っていた。どこかの誰かがつくり、補修してくれていることは何となくわかっていたが、実際にどのように陰で支えてくれているかということは想像もつかなかった。
 実際、初めて除草の現場に行ってみると、とてもクリーンな環境で作業をしていることに驚いた。道具も格好いい。何より、草を刈る、草が飛び散る角度を考えながら網で受けるといった連携のすごさ、そして誇りを持って仕事をしている人同士のコミュニケーションが素晴らしいと感じた。
 最初は作業風景を撮るという大きなくくりだったが、ひき込まれるように人をクローズアップして撮影するようになった。コミュニケーションを取り合う瞬間にこぼれる笑顔が生き生きとしていて非常に魅力的で、時を忘れてシャッターを押し続けた。
 どの現場でも、1つとして欠かせない大事な作業を怠ることなく、しっかり向き合っている。体力、精神力、頭脳のすべてが必要な仕事だと思う。最初は知らない世界を見たいという好奇心が強かったが、いまはとても良いきっかけを与えていただいたと思っている。

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