イトーキは9日、都内に分散していた4つの拠点を移転・集約した新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」(イトーキ・トウキョウ・ゾーク)を開設した。人の健康に着目した空間品質評価システム 「WELL認証」(WELL Building Standard)に登録しており、「これからの本社オフィスのあり方」の発信の場とする考え。
新オフィスでは、高い自己裁量で、いつでも、どこでも、誰とでも働ける「アクティビティ・ベースド・ワーキング」(ABW)の考え方を取り入れ、新しい働き方の意識を醸成するワークショップや、理想と現実のギャップを乗り越える具体的なトレーニングといったワークスタイル変革プログラムを本格的に導入した。1人で行う高い集中作業や2人でじっくり行うPC作業、3人以上のグループで行う知識共有などの活動ごとに生産性・創造性を最大化できる専用オフィス空間を整備したほか、社員の位置情報やオフィス利用履歴のデータを収集・見える化して新しい働き方の習慣を促すアプリケーションを全社員向けに開発した。
テレワークの本格運用や、全社員へのノートパソコンとスマートフォンの標準装備なども実施する。