【九州防災技術フェア】「一日九技」体験型イベントで一般市民が防災技術を学ぶ 九州整備局 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【九州防災技術フェア】「一日九技」体験型イベントで一般市民が防災技術を学ぶ 九州整備局

 九州地方整備局九州技術事務所は20日、福岡県久留米市の同事務所で、九州防災技術フェア「1日九技」を開いた。一般市民ら多くが来場し、防災講演会や、無人化施工機械などの展示・体験を通して、最先端の防災技術を学んだ。
 同事務所の島本卓三所長は「近年、災害が頻発していることを踏まえ、防災をキーワードに最新技術を広く知ってもらおうと、休日開催の体験型のイベントにした」と説明。会場では、無人化施工機械、新型簡易遠隔操縦装置(ロボQS)、最新のICT建機などを展示し、有資格者らが操縦体験したほか、普段は見ることができない全国の国管理河川・国道のリアルタイム映像、 ドローン調査班による災害現場映像、災害現場でも活用されるようになったVR(仮想現実)などの映像を視聴した。
 防災講演会は、NPO法人の筑後川流域連携倶楽部理事の川嶋睦己氏が「ぼうさい落語で発見!自助・共助・協働」、熊本放送のキャスターで気象予報士の栗原めぐみさんが「気象情報の見方・使い方」をテーマに講演した。栗原さんは、「災害は止められないが、情報が分かれば対応でき、命を守ることはできる」とし、最近の豪雨災害事例や降水量のイメージ、情報を使った行動の仕方などを説明した。

講演する栗原さん

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