【政権の奥座敷】「明治150年」を記念して明治記念大磯邸園が特別公開 国交省 12/24まで | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【政権の奥座敷】「明治150年」を記念して明治記念大磯邸園が特別公開 国交省 12/24まで

 国土交通省は、明治元年から起算して満150年に当たる23日、神奈川県大磯町の明治記念大磯邸園の記念公開を開始した。公開に先立ち、国交省、県、町の主催で記念公開式が開かれ、塚田一郎国交副大臣、黒岩祐治知事、中崎久雄町長らがテープカットを行った。公開は12月24日まで。

旧大隈重信邸の前でテープカットする塚田副大臣(左から4番目)、黒岩知事(同3番目)、中崎町長(同2番目)ら

 式典では、塚田副大臣が「明治記念大磯邸園がわが国の近代化の歩みを伝える歴史遺産として次世代に引き継がれていくよう、また、観光の振興や地域の活性化に貢献する新たな拠点となるよう取り組みを進めていく」とあいさつした。
 続いて黒岩知事が「横浜、箱根、鎌倉に次ぐ、第4の観光の核をつくろうという事業に取り組み、大磯町が第4の観光の核に選ばれた。大磯町がかつて以上の素晴らしい輝きが得られるよう努力していく」と強調した。
 また、中崎町長が「大磯邸園が大磯町のみならず、神奈川県、日本にとって歴史的にも、物理的にも、また精神的にも素晴らしい歴史遺産として整備され、しっかりと将来に残していくことができるよう引き続き努力していく」との決意を述べた。
 その後、テープカットが行われ、内覧会に移った。
 大磯町には、伊藤博文、大隈重信、西園寺公望という明治期の立憲政治の確立に貢献した偉人の邸宅などが集中して残っており、かつては「政界の奥座敷」と呼ばれていた。明治記念大磯邸園は、旧伊藤博文邸(滄浪閣)、旧大隈重信邸、旧陸奥宗光邸で構成し、国交省では、政府が推進している「明治150年」関連施策の一環として同園の整備を進めている。今回は明治150年を記念した特別公開で、旧大隈重信邸、旧陸奥宗光邸などの庭園の観覧、邸宅のガイドツアーとともに、明治期の立憲政治や各邸宅の人物にゆかりのある資料の展示を行う。

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